アルト

それは、ソプラノとテナーの狭間で、ソプラノの華やかさに押されながら、テナーの高らかさに戦きながら、日々中低音を響かせている。そんな我々のことを周りはこう言うだろう。

「なんかアルトって暗いよね」「何歌ってるかわかんないし聞こえない」「メロディなくてかわいそう」「ハモリばっかりでつまらない」「あ、このメロディ、アルトなんだ」

だがしかし、決してそんなことはない。さり気なく美味しい旋律を歌い、複雑に半音を駆使しながら、メロディを支えるハーモニーを奏で、合唱に深みを与えるのが我らアルトパートなのだ!

そんなアルトパートの魅力を、是非ご賞味あれ!